ほかの病気で入院した時の乾癬の説明

ほかの病気で入院した時の乾癬の説明

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ほかの病気で入院した時の乾癬の説明

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乾癬ではなく、ほかの病気で入院することになりました。乾癬の治療も継続しなければならないし、どのように入院先の病院に説明すればいいのでしょうか。

乾癬の治療中であること(乾癬の治療を受けている医療機関と医師名も含めて)を、入院先の病院の先生に伝えてください。また、乾癬を診ていただいている先生にも、ほかの病気で入院する病院名、わかっていればそちらの病院で担当していただく医師名を伝えてください。そうすることで、それらの医師同士で診療情報などを共有し、必要な治療が受けられるようにしてもらえるはずです。

リュウ

50代 / 男性 / 乾癬歴20年

乾癬を含む皮膚疾患を治療中にほかの病気で入院することはよくあることです。その際には、皮膚科の主治医に入院することを伝え、他院入院中の治療方針について、事前に確認しておくことをおすすめします。入院中は乾癬の治療に関してもその病院の担当医の協力が必要になる場合もあるでしょう。その可能性がある場合には皮膚科の主治医が入院治療の担当医に手紙などでお願いすることもできます。また、そういった準備ができない急な入院であっても、入院先の医師からの問い合わせに皮膚科の主治医は答えてくれるはずですので、安心して、入院先の病院で治療に専念してください。

 

多田弥生先生

帝京大学医学部 皮膚科学講座
主任教授