子どもが抱く将来への不安にどう答えるか

乾癬の皮疹がある自分の姿を見て、「ずっとこのままなのかな…」という気持ちになってしまうことは大人でもよくあることです。ましてやお子さんならば、その言葉に秘められた不安は相当なものでしょう。その不安はどこから来るのか？と考えると、「良くなった経験がない」ことや、「良くなることをイメージできない」からだろうと思います。 でも今は、乾癬の治療は進化し、さまざまな治療方法があります。実際に、治療で乾癬の皮疹がない状態をずっと続けていられる人も多くみられるようになりました。この先も研究と創薬は続いていくので、治療によっては乾癬の症状がない肌をめざせることを、ぜひお子さんに伝えてあげてください。患者会の会員の中には寛解（かんかい）している人もいますし、製薬会社さんのサイトや冊子でも、良くなった方の体験が掲載されています。実際に良くなった人たちがいると知ることで不安も少なくなるかもしれません。良かったらお子さんと一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。

もこさん

50代 / 女性 / 乾癬歴30年