乾癬の薬を飲むと眠くなってしまう
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乾癬の薬を飲むと
眠くなってしまう
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乾癬の薬を飲むと眠くなってしまって、寝てしまうことも多いです。どうすればいいでしょうか。
かゆみを抑える薬の中には飲むと眠くなる成分が含まれるものがあります。最近では、個人差はあると思いますがあまり眠くならない薬も出ています。主治医の先生と相談して薬を変えてもらってはいかがでしょうか。また、飲む時間を工夫(たとえば夜寝る前に飲むなど)してみても良いと思います。
リュウ
50代 / 男性 / 乾癬歴20年
乾癬治療に使用される飲み薬は数種類ありますが、これらの薬で眠くなってしまうことはおそらくありません。あくまで推測ですが、かゆみを抑えるために処方された抗ヒスタミン薬が原因ではないでしょうか。乾癬に対して保険適用となっている抗ヒスタミン薬は2剤のみですが、うち1剤は眠気を生じる可能性が低いため、もう1剤のほうを服用されていると思われます。皮疹の改善とともにかゆみが軽くなる患者さんもいますので、現時点でかゆみを感じていなければその飲み薬をやめて、塗り薬のみで治療を継続し、かゆみがある場合は現在使用中の薬剤を他剤に変更していただくといった方法があります。また通院中の病院やクリニックに紫外線療法の機器があるようでしたら、皮疹やかゆみの軽減に効果がありますのでその機器を使った紫外線照射を併用するのも1つの選択肢だと思います。ぜひ主治医に相談してみてください。
遠藤幸紀先生
東京慈恵会医科大学附属柏病院
皮膚科 診療部長