関節が痛くて子どもの抱っこができない
青年・壮年期
関節が痛くて
子どもの抱っこができない
- #関節炎
- #子育て
子育て中です。子どもを抱っこしたいのですが、関節が痛くてできません。治療で痛みをとってもらうことはできないでしょうか。
お子さんとたくさん触れ合いたくても、関節炎があると思うようにならないことが多々あること、お察しします。特に、痛みは目に見えない症状のため、周囲に理解してもらうのは難しく、とてもつらいことと思います。効果的な治療も出てきていますので、痛みを我慢せず、ぜひ早めに主治医の先生に相談していただければと思います。
ななさん
40代 / 女性 / 乾癬歴30年
生活に支障が出るほどの痛みが生じているのであれば、疼痛緩和も含め、治療の強化が必要な状態だと思います。乾癬性関節炎の治療には鎮痛剤、理学療法、免疫抑制剤、免疫調整剤、生物学的製剤などがあります。どの関節がどのくらい痛いのか、治療にどれくらいお金をかけられるのか、今後新たに妊娠・出産を希望しているかなど、状況に応じて適した治療法は変わってきます。当面の「お子さんを抱っこする」という目標を主治医と共有し、その目標を達成するためにどうすれば良いのか、よく相談して治療方針を決定していってください。
安田正人先生
群馬大学大学院医学系研究科
皮膚科学 准教授
サイトや相談先 INFORMATION
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IFPA Good Care
(https://ifpa-pso.com/projects/psoriatic-arthritis-awareness)
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IFPA Good Care日本語資料
(https://cms.ifpa-pso.com/uploads/IFPA_GoodCare_article_26052023_Japan_2023-11-09-125208_vrxb.pdf)
※IFPA (International Federation of Psoriasis Associations)は、1971年に設立された乾癬患者団体の国際連盟で、日本を含む世界55ヶ国58団体(2021年4月現在)が加盟しています。