乾癬が理由で交友関係を広げられない

「普段とは違う環境で乾癬のことを知られてしまったら」、また「汚いと勘違いされてしまったら」と思うと、お子さんが怖がる気持ちはよくわかります。簡単にできる対策としては、皮膚症状である皮疹を隠せる洋服や落屑（らくせつ）が目立たない色や素材の洋服を着て行くことなどが考えられます。もう一歩進んで、ご相談者様がお友達のお母さんに話しておくなど、乾癬という疾患について周囲に理解を得るためのアクションを起こせたら、お子さんはさらに安心して過ごせるかもしれないと思います。お子さんの気持ちを尊重しながらも、普段とは違う場所でもお子さんが乾癬のことをなるべく気にすることなく過ごせるようにしていけるといいですね。
また、治療について小児でも使える薬の選択肢が増えてきています。症状と直接関係がないからと躊躇せず、乾癬があることで生活上どんな悩みがあるのかを、しっかりと主治医に伝えてみてください。お子さんにあった治療が見つかって、症状が改善することを願っています。そして乾癬を気にすることなくお友達と楽しく過ごせることを心から願っています。

ななさん

40代 / 女性 / 乾癬歴30年