子どもの入学式に症状を抑えて参加したい
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子どもの入学式に
症状を抑えて参加したい
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私は乾癬で皮膚症状(皮疹)があります。子どもの入学式では、参加する親もみんなおしゃれなどをしてきれいに写真におさまったりするでしょうから、自分の皮疹も目立たないようにしたいです。どうすればいいですか。
私も子どもたちの入学卒業といったセレモニーの時に、乾癬があるためにパンツスーツしか着ることができず、それでも頭皮や足から落ちる鱗屑(りんせつ)が気になったり…という経験がありました。これは決してご相談者さまや私だけのことではなく、乾癬女子(乾癬を持つ女性患者さんを私はこう呼んでいます)たちの間でもよく話題になっていることです。 以前、乾癬女子会(乾癬女子で集まることがあります)に参加した時に、たとえば薄手のストッキングを選ぶ時は、「光沢のある素材を選ぶと乾癬が目立たない」、また「乾癬の状態や季節などを考慮しながら“デニール数が大きいもの”を選ぶようにしている」という意見がありました。このように乾癬患者さん同士のコミュニティ内ではそういった実生活でのさまざまな工夫なども聞けて、参考になっています。今は患者会によっては女性だけの集いを開催したり、誰でも気軽に参加できるオープンチャットを設けたりしているので、そうした場所で情報交換などができます。良かったら検索してアクセスしてみてはいかがでしょうか。 また、乾癬の状態がひどい場合には、数ヵ月~半年くらい前から主治医の先生に相談して、入学式に向けて乾癬が良くなるように話し合って治療を進めていくことを、ぜひ検討してみてください。
もこさん
50代 / 女性 / 乾癬歴30年
そのお悩みはぜひ主治医に素直にお伝え下さい。写真撮影をするために皮疹を改善していくという目標はある程度時間が必要になりますので、できるだけ早くお伝えするとよいでしょう。
日野亮介先生
日野皮フ科医院 院長